Spotlight

Ben Lukas Boysen、'Alta Ripa'を公開

Ben Lukas Boysen

ドイツ/ベルリン拠点のコンポーザー・サウンドデザイナー Ben Lukas Boysenが、11/29にErased Tapes Recordsからリリースするニューアルバム『Alta Ripa』より、タイトル曲を公開!

オペラ歌手の母と俳優の父を持ち、映画やTV、マルチメディアインスタレーション、Alexander McQueenなどの作曲を手掛け、レフトフィールド寄りの Hecq名義を含めて幅広いアプローチと一貫したリリースペースを保つ超人です。しかも最近はライブパフォーマンスも復帰しているというタフっぷり。

今作は田舎で育った彼の内省的なメロディーと、ベルリンの活気あるエレクトロニックミュージック・シーンから生まれた大胆で実験的な音色を融合させた作品とのこと。

弾力のあるシンセと予想を裏切るビートの応酬が気持ちいい先行シングルは聴いてたけど、今回の瞑想的でアンビエントな温かみを持つ響きはだいぶ良いですね。

 

“After nearly 20 years in Berlin, I’ve had plenty exchanges and encounters with wonderful artists, that made me reflect on my work. But this little town Altrip with its distant memories, that I in some ways have never really left, kept moving to the front of my mind and encouraged me to take everything that I’ve learned "back home” so to speak. I wanted to artistically return to the place that formed and inspired me before life got too complicated, and tap back into that world with today's experiences. Somehow going back and starting from scratch at the same time, to write an album that is simultaneously my oldest and newest record.”

ベルリンで20年近く過ごした後、素晴らしいアーティストたちとの交流や出会いがたくさんあり、自分の仕事について考えさせられた。しかし、遠い記憶を持つこの小さな町アルトリップは、ある意味、私の心を動かし続け、いわば「故郷」に戻って学んだことをすべて持ち帰るよう促してくれた。私は、人生が複雑になる前に、私を形成し、インスピレーションを与えてくれた場所に芸術的に戻り、今日の経験をもってその世界に入り込みたいと思った。どういうわけか、戻ってゼロから始めると同時に、私の最も古いアルバムであり最新のアルバムでもあるアルバムを書いたんだ。

 

Alta Ripa
Ben Lukas Boysen
Erased Tapes